1結論:第二外国語にこだわりがないなら履修者が多い言語を選んだ方がいい
大学に入ると、第二外国語を選ぶことになる。
ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語、韓国語などが一般的で、大学によってはロシア語やイタリア語、その他の言語まで選べる。
ここで、「なんとなく珍しくて面白そう」「人と被らない方がいい」という理由だけでマイナーな言語を選ぶのは、あまりおすすめしない。
もちろん、その国や文化が本当に好きだったり、将来その言語を使いたかったり、留学や研究につなげたいなら、興味のある言語を選べばいい。
ただ、特に強い希望がないなら、履修者が多いメジャー言語を選んだ方が大学生活では有利になりやすいと思う。
理由は、語学としての将来性だけではない。
むしろ大学生活では、履修者が多いほど、授業や試験に関する情報へアクセスしやすいことがかなり大きい。
2大学では授業そのもの以外の情報もかなり重要
高校までは、同じクラスの生徒がほぼ同じ授業を受け、先生も試験範囲もある程度共通している。
一方で大学は、同じ科目でも担当教員によって授業の進め方や評価方法がかなり違う。
例えば、
- 出席が厳しい
- 小テストが多い
- レポート中心
- 期末試験一発
- 単位が取りやすい
- 採点が厳しい
といった差が普通にある。
そこで効いてくるのが、学生同士で共有される情報だ。
「この先生は去年こういう問題を出した」「この教材からかなり出る」「毎回出席していれば試験はそこまで厳しくない」といった情報を知っているだけで、授業への対応はかなりしやすくなる。
第二外国語も同じで、履修者が多い言語ほど、こうした非公式な情報が流通しやすい。
3履修者が多いと過去の情報が残りやすい
例えば、ある大学でドイツ語を毎年数百人が履修しているとする。
それだけ人数がいれば、先輩、友人、サークル、ゼミ、SNSなど、いろいろな経路から情報が入ってきやすい。
例えば、
- 去年この先生の授業を取った
- 試験はこういう形式だった
- この問題集をやっておいた方がいい
- この先生は出席をかなり見る
といった話が自然に回る。
一方で、履修者がかなり少ない言語だと、同じ先生の授業を受けた先輩を見つけること自体が難しい。
過去の試験情報も少なく、教材の評判も分からず、基本的には自分で一から調べることになる。
もちろん、それでも普通に単位は取れる。
ただ、人数が多いというだけで大学生活ではネットワーク効果が発生するので、この差は意外と大きいと思う。
4友達と情報を共有しやすいのも大きい
第二外国語は、週に複数回授業がある大学もあり、1年間、場合によっては2年間続く。
だから、同じ言語を選んでいる友人がいるとかなり楽だ。
例えば授業を休んだときに内容を聞いたり、課題が分からないときに相談したり、試験前に一緒に勉強したりできる。
履修者の多い言語なら、友人やサークルの知り合いと同じ言語になる可能性も上がる。
逆にかなりマイナーな言語を選ぶと、授業の中だけで人間関係が完結しやすく、既存の友人から情報を得にくくなる。
もちろん、それを新しい友達を作る機会と考えることもできる。
ただ、大学生活全体の効率で見るなら、既存の人間関係と情報を共有しやすい方が楽なのは間違いない。
5先輩から情報をもらいやすいのも強い
大学では、同級生だけでなく先輩の情報がかなり役に立つ。
特にサークルや部活に入っていると、「二外何取ってる?」という話になり、そのまま先生の評判や試験形式まで教えてもらえることがある。
同じ言語を取った先輩が何人もいれば、
- 先生の評判
- 試験形式
- おすすめのクラス
- 教科書
- 単位の取りやすさ
など、かなり具体的な情報を得やすい。
一方で、履修者が少ない言語だと、同じ言語を取った先輩を探すところから始めないといけない。
だから第二外国語を選ぶときは、授業内容だけではなく、その言語を選んでいる学生の母数も一つの判断材料にした方がいい。
6特に理由がないならメジャー言語でいい
では具体的に何を選ぶか。
これは大学によって履修者数がかなり違うので、まず自分の大学の状況を見るのが一番いい。
一般的には、
- ドイツ語
- フランス語
- スペイン語
- 中国語
- 韓国語
あたりがメジャーな選択肢になりやすい。
ただし、大学によって「ドイツ語が多い」「中国語が圧倒的に多い」「フランス語の履修者が多い」といった違いはある。
だから、特にこだわりがないなら、自分の大学で一番か二番目に履修者が多い言語を選ぶくらいでもいいと思う。
その中で少しでも興味のあるものを選べば十分だ。
7メジャー言語は大学の外でも学びやすい
履修者が多い言語には、大学生活以外のメリットもある。
メジャーな言語ほど、大学の外にも教材や学習環境が多い。
例えば、
- 市販の参考書
- 動画教材
- 語学アプリ
- オンライン講座
- 語学学校
- 検定
- 留学プログラム
などを見つけやすい。
大学で学んでみて「意外と面白い」と思ったときに、その後も続けやすいのは強い。
第二外国語の授業だけで高度な語学力まで身につくとは限らないので、本当に使えるレベルまで伸ばしたいなら、大学外の学習環境も重要になる。
その意味でも、特にこだわりがないなら、学習資源の多いメジャー言語を選ぶのは合理的だと思う。
8「珍しい言語を学んでいる」は思ったほど武器にならない
マイナーな言語を選ぶ理由として、「珍しいから就活で目立ちそう」と考える人もいるかもしれない。
でも、大学の第二外国語として数年間履修しただけで、その言語が仕事上の強い武器になることはそこまで多くない。
本当に武器にするなら、
- 留学する
- 資格を取る
- 研究する
- 実際にその言語を使える水準まで伸ばす
- その地域に関わる仕事へ進む
くらいまでやった方がいい。
そこまで進めば、マイナー言語でも大きな価値が出る。
一方で、「大学で2年間履修しました」くらいなら、珍しさそのものが就職で決定的な差になるとは限らない。
それなら、大学生活を楽に進められる情報量や、その後も学び続けやすい環境を優先してもいいと思う。
9語学の難易度だけで選ばない方がいい
第二外国語を選ぶときは、「この言語は簡単らしい」「これは難しいらしい」という噂も出てくる。
単位を落としたくないので、難易度を気にするのは普通だ。
ただ、大学では言語そのものの難易度より、担当教員や試験形式の方が大きく効くこともある。
同じドイツ語でも、先生によってかなり違うことがある。
例えば、
- 先生Aは出席中心で比較的取りやすい
- 先生Bは試験が難しい
- 先生Cは毎週課題がある
ということもある。
だから、「スペイン語は簡単らしい」といった一般論だけで決めるより、自分の大学でどの言語に情報が集まっているかを見た方がいい。
履修者が多ければ、先生ごとの難易度や授業の評判も集めやすい。
ここでも母数が効いてくる。
10本当に興味がある言語ならそちらを選べばいい
ここまでメジャー言語を勧めてきたが、第二外国語を効率だけで決める必要はない。
例えば、
- ロシア文学が好き
- イタリアに留学したい
- アラビア語を本気で学びたい
- 中国史を研究したい
という明確な理由があるなら、その言語を選ぶ価値は十分にある。
興味があるものの方が勉強も続きやすいし、大学は自分の好きなことを深く学べる場所でもある。
だからこの記事で言いたいのは、興味のあるマイナー言語を選ぶなということではない。
特にこだわりがないのに、珍しさだけを理由にマイナーな言語を選ばなくていいということだ。
11大学生活は情報アクセスまで含めて設計した方がいい
大学では、正しく努力することだけでなく、どれだけ情報を持っているかも重要になる。
例えば、
- どの授業を取るか
- どの先生を選ぶか
- どのゼミに入るか
- どんな試験があるか
といった情報を知っているだけで、同じ単位を取るための負担が変わることがある。
第二外国語もその一つだ。
履修者が多ければ、先輩も多く、友達とも情報を共有しやすく、教材も見つけやすい。
一つひとつの差は小さい。
でも、こうした小さな情報差が大学生活では積み重なっていく。
大学生活では、母数の多い選択肢を取るだけで情報アクセスが良くなることがある。
これは第二外国語に限らず、大学生活全体で覚えておいていい考え方だと思う。
12結論:こだわりがないなら一番情報が多い言語を選べばいい
大学の第二外国語は、本当に学びたい言語があるならそれを選べばいい。
でも、特に強い希望がなく、どれを選んでもいいと思っているなら、履修者が多い言語を選んだ方がいい。
理由は、情報が多いからだ。
具体的には、
- 過去の授業情報
- 先生の評判
- 試験対策
- 先輩の経験
- 友達との情報交換
- 教材や学習環境
へアクセスしやすくなる。
だから、「珍しいから」という理由だけでマイナーな言語を選ばない。
まず自分の大学で履修者が多い言語を調べて、その中から少しでも興味のあるものを選ぶ。
それくらいでいいと思う。
第二外国語に強いこだわりがないなら、履修者数も立派な選択基準になる。
大学生活は何を学ぶかだけではなく、情報へアクセスしやすい場所にいることも意外と重要だ。