結論:金融専門職は年収1000万円への距離がかなり近い
年収1000万円を狙う仕事として、
金融専門職はかなり強い。
ここでいう金融専門職は、
- 投資銀行
- M&A
- PEファンド
- アセットマネジメント
- トレーディング
- 一部のマーケット部門
みたいな仕事をイメージしている。
銀行員全体。
証券会社員全体。
が1000万円を狙いやすいという話ではない。
金融の中でも、
大きなお金を動かして、その取引や運用から大きな利益を生む仕事。
この辺が強い。
理由はかなり分かりやすい。
数十億円。
数百億円。
数千億円。
という金額を扱う。
会社に入る手数料や利益も大きい。
だから、
社員1人に1000万円、2000万円払っても採算が合う。
金融専門職が高年収なのは、
難しそうな仕事だから。
だけではない。
扱っている金額そのものがデカいから。
ここが一番大きい。
金融業界なら全部高年収、ではない
まずここは分けたい。
金融業界は平均的に給与が高いと言われやすい。
でも、
銀行。
保険。
証券。
カード。
リース。
運用会社。
ファンド。
全部同じではない。
同じ証券会社でも、
支店営業。
バックオフィス。
投資銀行。
マーケット。
では給与水準がかなり違う。
だから、
金融業界に入れば1000万円
ではない。
もっと大事なのは、
金融の中で何をやるか。
1000万円への距離が近いのは、
会社の利益に直結しやすく、
1人あたりが扱う金額も大きい仕事。
ここを見た方がいい。
投資銀行は企業の大きな取引を扱う
代表的なのが投資銀行。
企業が、
会社を買収する。
事業を売却する。
株式を発行する。
社債を発行する。
大型資金調達をする。
こういうときに支援する。
たとえば企業買収が1000億円規模。
その取引に数%の手数料。
もちろん案件ごとに条件は違う。
でも、
1件の案件から会社に入る売上がかなり大きくなりやすい。
だから、
案件を取ってくる人。
案件を実行する人。
専門知識を持っている人。
に高い報酬を払える。
これが投資銀行の強さ。
M&Aも同じ構造
M&A仲介やFAも似ている。
会社を売る。
会社を買う。
その取引を支援する。
売却金額が数億円。
数十億円。
もっと大きい場合もある。
そこから手数料を取る。
だから1件成約したときの売上が大きい。
特に成果報酬型の会社では、
案件を成約した人に報酬を大きく還元できる。
その結果、
若くても1000万円。
成果が大きければ2000万円以上。
ということも起こる。
ただし当然、
案件が取れない。
成約しない。
となれば報酬は伸びにくい。
だからM&A系は、
上限が高い代わりに成果差も大きい。
このタイプ。
PEファンドは「企業価値そのもの」を上げる仕事
PEファンドも高年収になりやすい。
会社を買う。
経営改善する。
成長させる。
数年後に売却する。
そして大きな利益を出す。
扱う対象そのものが企業。
数十億円。
数百億円。
という世界になる。
だから、
投資判断。
財務分析。
経営改善。
売却。
この辺を担える人材の価値も高い。
しかもファンドによっては、
投資成果に連動した報酬
もある。
だから上振れもかなり大きい。
ただし、
PEファンドはそもそも採用人数が少ない。
投資銀行。
コンサル。
事業会社の経営企画。
みたいな経験を積んでから入る人も多い。
つまり、
高年収だけど入口はかなり狭い。
アセットマネジメントは運用額が大きい
資産運用も同じ。
個人のお金ではなく、
機関投資家。
年金。
企業。
富裕層。
などの大きな資産を運用する。
1000億円運用している人が、
1%運用成績を改善すれば10億円。
もちろん実際はそんな単純な報酬計算ではない。
でも、
少しの判断差が巨大な金額につながる。
だから優秀な運用人材には高い報酬を払いやすい。
ここも、
1人が扱う経済価値が大きい仕事。
トレーディングは成果が数字で見えやすい
金融市場で売買する仕事も高収入になりやすい。
株。
債券。
為替。
デリバティブ。
いろいろある。
トレーダーの特徴は、
結果がかなり数字で見えやすいこと。
いくら利益を出したか。
かなり分かりやすい。
だから、
会社に大きな利益をもたらした人には、
高い報酬を払う理由も明確。
逆に結果が出なければ厳しい。
つまり、
成果と報酬がかなり近い仕事。
営業と似ている。
ただ扱っているものが金融市場なので、金額のスケールがさらに大きくなりやすい。
1000万円を超える理由は「難しい仕事だから」だけではない
金融専門職を見ると、
難しい金融知識。
英語。
数学。
財務。
長時間労働。
この辺に目が行きやすい。
もちろん全部関係ある。
でも、
難しい仕事なら何でも高給になるわけではない。
世の中には、
難しい。
専門性も高い。
責任も重い。
でもそこまで給料が高くない仕事も普通にある。
金融専門職が高年収なのは、
難しい仕事だからというより、その難しさが大きな金額に直結しているから。
ここが重要。
1人の判断が数億円変えるなら、1000万円は高くない
会社側から見ると分かりやすい。
年収1000万円。
高い。
でも、
その人が年間1億円多く利益を作るならどうか。
1000万円払っても9000万円残る。
さらに10億円作るなら、
2000万円払っても安い。
もちろん金融機関の利益構造はそんな単純ではない。
でも考え方としてはこれ。
社員が生む利益に対して給与が決まる。
金融専門職は、
1人が生む利益の上限が大きい。
だから給与の上限も高くなる。
成果報酬が強い仕事ほど1000万円を超えやすい
金融専門職では、
基本給だけじゃなく、
賞与。
ボーナス。
インセンティブ。
が大きい仕事もある。
これはかなり重要。
普通の会社員は、
頑張っても賞与が少し増えるくらい。
ということも多い。
金融専門職では、
会社。
部署。
個人。
の成果次第で、報酬が大きく変わることがある。
つまり、
成果が大きければ給与テーブルを超えて上に行きやすい。
ここが魅力。
ただし当然、
悪い年は下がる。
安定性は少し落ちる。
若いうちから1000万円を狙いやすい
金融専門職の強みは、
1000万円に届くまでのスピード。
一般的な会社員なら、
課長。
部長。
になるまで待つ。
40代で1000万円。
ということも多い。
投資銀行や一部の金融専門職なら、
20代後半。
30代前半。
で1000万円が見えることもある。
もちろん簡単ではない。
かなり働く。
成果も必要。
でも、
若いうちから1000万円を狙える給与構造そのものがある。
ここが大きい。
ただし「手堅い1000万円」とは少し違う
医師と比べると分かりやすい。
医師は、
普通に医師として働く。
それで1000万円が見える。
金融専門職は、
入社。
配属。
成果。
昇進。
市況。
会社業績。
いろんなものに左右される。
だから、
1000万円への距離は近い。
でも、
誰でも安定して1000万円を超えるわけではない。
ここは区別した方がいい。
金融専門職は、
高い下限を持つというより、
高い上限と早い到達速度を持つ仕事。
このイメージ。
入るまでがかなり難しい
当然、人気になる。
高年収。
若くても稼げる。
大きな仕事。
これだけ揃えば競争も強い。
投資銀行。
大手運用会社。
有力ファンド。
この辺は採用人数も多くない。
学歴。
英語。
財務知識。
論理性。
面接。
インターン。
かなり見られる。
だから、
「金融専門職が高給らしいから転職しよう」
で簡単に入れる世界ではない。
特にPEファンドみたいな領域は、
そもそも未経験採用が少ない。
後から入り直すルートもある
ただし完全に新卒限定でもない。
たとえば、
コンサル。
会計士。
商社。
事業会社の経営企画。
金融機関。
M&A。
こういう経験から、
投資銀行。
ファンド。
運用。
へ移ることはある。
だから、
最初から金融専門職に入れなかったら終了。
ではない。
ただ、
近い経験を積んでおいた方が圧倒的に入りやすい。
キャリア設計はかなり重要。
高年収の代わりに労働時間も重くなりやすい
ここからデメリット。
金融専門職は、
かなり忙しい仕事も多い。
特に投資銀行。
M&A。
大型案件になると、
顧客都合。
案件スケジュール。
海外との時差。
締切。
かなり振り回される。
資料。
財務モデル。
デューデリジェンス。
契約。
交渉。
急な変更もある。
だから、
1000万円を早く取れる代わりに、若いうちの時間もかなり使う。
これは覚悟が必要。
時給で見るとそこまで圧倒的ではないこともある
たとえば、
年収1200万円。
かなり高い。
でも毎日長時間働いている。
休日も仕事。
となると、
時給で見ればそこまで圧倒的じゃない。
もちろん将来のキャリア価値もある。
経験も積める。
でも、
年収だけ見て選ぶと「思ったより割に合わない」と感じる可能性もある。
だから、
1000万円という数字だけじゃなく、
何時間働くのか。
何歳まで続けたいのか。
ここまで見た方がいい。
市況の影響を受ける
金融の弱点として大きいのがこれ。
景気。
金利。
株式市場。
M&A市場。
IPO市場。
こういうものの影響を受ける。
市場が良ければ、
案件も増える。
ボーナスも増える。
採用も増える。
逆に悪くなれば、
案件が減る。
賞与が下がる。
採用が止まる。
リストラ。
みたいなこともある。
医療みたいに、
景気に関係なく需要が安定している仕事とは違う。
つまり、
高年収だけど景気変動には弱い。
成果プレッシャーも強い
高い給料を払う。
その代わり会社も結果を求める。
投資判断。
案件獲得。
運用成績。
売上。
利益。
かなり数字で見える。
だから、
結果が出なくても年功序列でゆっくり上がる。
という世界とは相性が悪い。
成果が高いから報酬も高い。
このセット。
高年収の理由そのものが、プレッシャーにもなる。
金融の専門知識を学び続ける必要がある
金融専門職は、
入ったあとも勉強が必要。
会計。
企業価値評価。
金融市場。
法律。
税務。
マクロ経済。
業界知識。
商品知識。
かなり広い。
しかも市場は変わる。
規制も変わる。
商品も変わる。
だから、
一度覚えたら終わりの仕事ではない。
知識を更新し続ける必要がある。
総合商社とは似ているようで違う
総合商社も大きな金額を扱う。
金融専門職も大きな金額を扱う。
似ている。
でも高年収の構造は少し違う。
総合商社は、
高収益企業の高い給与テーブルに乗る。
金融専門職は、
個人やチームが生む利益に高い報酬をつける。
この差。
だから金融の方が、
成果による年収差が大きくなりやすい。
コンサルとも違う
コンサルは、
人を高単価で売る。
金融専門職は、
金そのものを使って、さらに大きな金を作る。
たとえばコンサルタントを月300万円で売る。
これも高単価。
でも金融では、
100億円の企業買収。
1000億円の資産運用。
みたいな金額を扱う。
だから報酬の上限もかなり大きくなる。
医師・商社・コンサル・金融を比べるとこうなる
| 医師 | 総合商社 | コンサル | 金融専門職 | |
|---|---|---|---|---|
| 高年収の理由 | 資格で供給制限 | 会社の収益力 | 人を高単価で売る | 扱う利益・金額が大きい |
| 1000万円への距離 | 近い | 近い | 近い | かなり近い |
| 若いうちの1000万円 | 普通 | 狙える | 狙える | 狙いやすい |
| 収入の安定性 | 高い | 高め | 中程度 | 中程度 |
| 上振れ | 高い | 高い | 高い | かなり高い |
| 中途参入 | 難しい | やや難しい | しやすい | 職種による |
| 主な弱点 | なるまで長い | 入社競争 | 激務・成果要求 | 激務・市況・成果要求 |
金融専門職は、
早く高く稼ぐ
という意味ではかなり強い。
ただし、
安定して1000万円。
という意味では医師ほどではない。
こんな人には向いている
金融専門職は、
- 若いうちから高年収を狙いたい
- 数字を扱うのが苦ではない
- 企業や投資に興味がある
- 成果で評価されたい
- 競争のある環境が苦ではない
- プレッシャーに比較的強い
- 忙しい時期も受け入れられる
- 将来さらに高い年収も狙いたい
こういう人にはかなり合う。
逆に、
安定したペースで働きたい。
労働時間をかなり重視したい。
成果競争が苦手。
景気に左右されたくない。
という人には合わない可能性がある。
結論
金融専門職は、
年収1000万円を狙いやすい仕事。
特に、
投資銀行。
M&A。
PEファンド。
アセットマネジメント。
一部のマーケット部門。
この辺。
理由はかなりシンプル。
扱っている金額が大きい。
数十億円。
数百億円。
数千億円。
その取引や運用から大きな利益が生まれる。
だから、
そこで働く人にも高い報酬を払える。
さらに成果報酬も大きい。
若いうちから1000万円を超える可能性もある。
その先の2000万円。
3000万円。
もっと上。
まで狙える仕事もある。
ただし、
楽ではない。
入るのも難しい。
仕事も忙しい。
成果プレッシャーもある。
市況にも左右される。
だから金融専門職は、
安定して1000万円をもらう仕事というより、高い成果を出して早く大きく稼ぐ仕事。
そう考えるのが近い。
高年収だけを見ればかなり強い。
でも、
その代わりに何を求められるか。
そこまで見たうえで選びたい。